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IELTS W Task2

ライティングの課題に対し自分の意見を決定し、その理由を論理的に説明する。
与えられる課題は、アカデミックが大学進学を目指す高校生が対象とはとても思えない、先ず自分の意見すら決定する事が難しい課題が多い。そのため、サポートセンテンスの内容を考える彼らは、見ていて気の毒なくらいだった。
ジェネラルの課題も、つい、「私の意見こうだ!」と踏み込んだややこしい論理展開をしてしまいそうになる課題がおおく手ごわい。言うべきではないが、問題との相性が良かった、悪かったという IELTS 受験生の言葉はよくわかる。

Keep It Simple and Stupid が最高の試験対策だろう。

明らかに間違った意見や、おろかなアイデアで書くのは抵抗があるだろう、けど点数のためには、そうでもすべきだ。知能は、その後の大学入学エッセイ、や就職面接で示せばいい。IELTS を通過しないことにはその知能を示す機会すら得られないのだから。IELTS は知能テストではない、英語のテストだ、これを忘れずに。


40分をめやすに 250ワード、多くとも300ワード程度。
自分の意見を(うそでも)はっきりと決めてから書く。
パラグラフ設計の時間をちゃんととる、絶対に設計すること。
導入パラグラフは、文法ミスがない様、細心の注意をはらう。
オフトピックに注意、問題と関係の無い話題について書かない。
くどいが、アイデアの質ではない、英語のテストだということを忘れずに。


--- 注意 ---
実は、ライティング Task 2 の対策は、ジェネラルとアカデミックの違いについて、自分でもまだ確信できない部分がある。語学学校の先生は、同じだ、と言い切った。しかし、実際に受験していた経験から、出題傾向はアカデミックとジェネラルで違う気がする。

勉強自体は両方やってもいい経験になるのだが、問題は、実試験の Task fill(答えるべきことを全て満たしたか?)において、自分の経験を書くべきか、そうでないかだ。アカデミックの指導では、自分の経験は書いてはいけないと指導される、がジェネラルの問題のインストラクションには、経験も書くべきと読める。一部のGT指導書にもそう書いてある。これをする、しないでは、Task fill と パラグラフ設計が大きく変わってくる。

ジェネラルをこれから受けられる方は、語学学校にいる実際の IELTS 試験官の先生に聞いて確認することを勧める。この記事中の、アカデミック、ジェネラルの注記は、僕個人の経験からのものであり、確かな指導書などをもとにしていないので、参考程度と考えてください。


---
問題を分類し、問題のタスクを満たすパラグラフを設計する(バランスの取れた意見で)

パラグラフ設計 (語数の目安)
導入 Intro (25-30語)
Main P1 (65-70語)
Main P2 (65-70語)
Main P3 (65-70語)
結論 Conclusion (15-20語)


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問題の分類
1.agree - disagree(賛成・反対)
Yes - no 問題とも 取り組みやすい。

パラグラフ設計例
P1 Yes(No)
P2 Yes(No)
P3 しかしながらこういう点は No(Yes) 



2.advantage - disadvantage(利点・欠点)
取り組みやすいほう

パラグラフ設計例
P1 advantage (Dis)
P2 advantage(Dis)
P3 しかしながらこういう点は Disadvantage(Adv)



3.course - effect(problem)- Solution (原因・影響・対策)アカデミックに多い
course - problem
course - effect
problem - solution だけの場合もある
問題をよく読み、聞かれてること以外書かない(オフトピックになる)

パラグラフ設計例
P1 course
P2 effect
P3 solution
これは、パターンが多くあるので、参考書など見ての勉強を薦める。
聞かれていない原因や、対策を書きたくなることもあるが、タスクフィル優先、オフトピ注意。


4.discuss(論ずる、議論する) アカデミックに多い
effect は? course は? solution は? discuss.
とあれば聞かれている対象についてだけ述べる。
これもオフトピ注意。


5.describe descriptive(説明する) ジェネラルに多い
意見の記述、-自分の意見を述べ理由を説明する。
主張する意見をサポートする根拠を各パラグラフで述べ、各理由を例示、具体例等で支援する。
しかしながら、とP3で反証もバランスよく。

ここで、例のジェネラル・アカデミックの問題があり、自分の経験を書くべきであれば、経験で主張する意見をサポートできる(すべきだ)し、経験だけを別パラグラフに立てることも可能なはず。誰か知っていたら教えてほしい。

---
コースでは、
問題分類の練習
パラグラフ設計
アイデア共有、生徒同士自分のアイデアを述べたり、先生が助けてくれたり、と
 困った学生が、つい原因も対策も学校と政治のせいにするのは、一般世論と同じだ。
 ちょっと気の利いたアイデアを教える。
 社会主義国の学生には、問題の意味すら分からないという事もあった。
 時に授業は、社会科の授業のようだった。
モデルライティング、一般的シグナルワード、コネクトワードの正しい使い方。
導入パラグラフばかりたくさん書く授業や
結論パラグラフばかり書く授業
Main body を膨らませる技の授業などがあった。
どれも、要はいいモデルに乗せる、慣用表現、シグナルワードに親しむ練習だった。
話題に使える、気の利いた単語、表現を少し。



---
話題、宗教ネタは出ない。
アカデミック、Controversial issues いわゆる議論を呼ぶ話題が多い。
私見だが、ジェネラルは、人間関係、社会生活、等にフォーカスした意見記述ものが多いように思う

アカデミック
環境問題
都市問題
南北問題
男女差別
老人問題
マスメディア問題
刑罰・死刑・未成年犯罪と刑罰
雇用・失業・若年雇用・学歴問題
貧困・ホームレス
ストレス・自殺問題
人種差別
教育・体罰・虐待問題
犯罪・麻薬・アルコール・喫煙
検閲・暴力映画、TV番組の青少年への影響
シングルマザー・離婚問題
若年層の犯罪・妊娠・中絶・麻薬
テクノロジーの発達が及ぼす社会問題、人権問題、教育問題
課外活動と学校生活、教育
政府の権限の範囲、検閲、科学技術、家庭教育、軍事・宇宙開発費、家族計画
暗記型教育、英語教育、海外留学など学校教育問題
図書館、博物館、動物園、自然公園、教育への役割、資金運営
観光客、と観光地の問題

ジェネラル、上記の課題が出ないとは言い切れないが傾向として
雇用・人間関係
豊かさ・幸せとは
政府政策への意見
問題のある社会をよくするには
など discriptive 意見記述問題、が多いように思う。

授業では本当にいろいろなことを改めて考えさせられた(オフトピ)。
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