脱出方法(その6)
脱出のさせ方2
実は、脱出方法シリーズくどいから、もうやめよう思ってたけど、やっぱしいろいろ考えさせられることが起こるもので。。
入社してすぐのころ、実験用の装置を作った。完全にDIY で市販のもので類似品は無い。性能もかなり自信がある。最近では、社内の評価も高く他のエンジニアが自分の製品のトライアルとか測定に使いたいという申し出が週1-2回ある。
これは僕にとってうれしい反面、仕事の割り込みに他ならない。それどころか、頼んだら実験してくれるんだから、まるでテクニシャン扱い?と思うような依頼をしてくるエンジニアもいる。目にあまるほど続くときは、英語が不自由な振りをし、強い単語を使って断る。
技術マネージャーも、僕の装置を使わないと測定できない案件を抱えている。マネージャーは僕がどのくらい忙しいか知っているので協力的だ。ありがたい。
何が協力的かというと、どんなに急いでいても実験の目的と、データ収集が終わったら、こんな結果が出たと教えてくれること。それに実験を最小限に減らす計画をしてくれることだ。
人の実験を手伝っていて、何が面白くないって、目的も分からず実験して、データ渡したら自分たちで解析して、実験担当した人に何の成果も教えてくれないとき。ほんとただの手伝い扱いなんだな、とさみしくなる。
マネージャーは、きちんと目的も結果も教えてくれる。手伝ってやろうという気にもなる。
また、実験を最小限に抑える工夫もしてくれている。
日本でもそうだったが、僕が嫌いな言葉
「全部だ Everything」
「できるだけ早く ASAP, Urgent issues」
言うのは簡単だがやるのがどれだけ難しいか考えていないせりふだ。これを聞くたびに、この人はだめだな、と思った。手伝う気がうせる。
きちんとした人は、はじめはもちろん全部やってほしいというが、準備の時間や組み合わせの数が膨大になると説明すると、きちんとポイントを押さえた最小限の実験計画を練り直してくれる。期日も、僕は大抵守るので、前倒し無しの本当の期限を提示してくる。
そういう人の頼みは、ちょっとなら無理してでもやってやりたくなるものだ。
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そして無理してでもできてしまうから、また次からあたりまえのように頼まれる。
できない人のほうが徳ですよね、特にニュージーランドでは。
...とできないヒトは思うわけです。