ハードウェアエンジニアの工具箱(私物)
出来合いの、工具セットを買うのも手だが、自分用の物が無く、これからそろえるなら、このぐらいは、個人用を持っていたい。個人で工具は持つ必要は無いと言う考え方もあるが、必要なときに探してろくな物が無いとか、探すのに時間がかかっていては、時間の無駄なので、私物も持っている。
日本で働いていた頃も、何度か見直す機会があり、転職の時にも使わないと思った物は、捨てるか父に譲ったので厳選されていると思う。
通信、デジタル、アナログ、専門性が上がってくれば、また必要な物、不要な物も出てくると思うけど、このくらいなら大き目の筆箱ぐらいの大きさに収まる。
1.工具箱に
1.1 ニッパー、ラジオペンチ
1.2 細ドライバー、+、−
1.3 調整棒
1.4 ステンレス物差し、15cm
1.5 ピンセット
1.6 ルーペ
1.7 カッター、折りたたみのはさみ(小)
1.8 ストップウォッチ
1.9 ポケットテスター(小)
2.引き出しに、ちょっと本格的に何かするとき
2.1 テスター
2.2 ワイヤーストリッパ
2.3 キリ
3.家に
3.1 半田ごて、半田、めっき線
注意したいのは、エンジニアが私物の工具箱を持つのは、本当はいけない。製品を私物の工具でいじるべきではない。偉い人が来たときは隠さないといけない類の物だ。私物工具の使用が許されるということは、「いい加減な会社」ということになるのだ。私物のドライバーで製品のネジをなめたり、校正されていないテスターの値を試験の結果に使うべきでないし、半田ごてはおそらく鉛で汚染されている。これら工具は、ザクッとトラブルシューティングであたりをつけるとき、自分用のジグをザクッと作ったりするときに使うものだ。不具合などのあたりをつけた後は、会社の校正済み測定器で再確認すべきだし、いいジグが出来て製造工程に乗せたいなら、会社がきちんと管理した工程に乗せて、生産設備として作るべきだ。
私物工具は、10年の付き合いになる、万が一(笑)製品をいじるときのことも考えていい物をそろえよう。工具箱以外は、100円ショップのものは避けたい。
1.工具箱は普段引き出しにいれておいて、出張などのときにもちょっと持っていくといい。
1.1 ニッパーラジペンは、いらないと思った時期もあったけどやっぱり必要だ。一番小さい物。
1.2 ドライバーは、柄のついたもの サイズは No.0、マイナスは日本では一般的には、使用頻度低いけどエンジニアには必要。RS-232C の標準はインチネジでマイナスネジだ。
1.3 半固定抵抗調整用、マイナスドライバーでも代用できるけど横に滑らないガードみたいな輪っかのがついてるものが便利。高周波いじらないなら別にセラミック製とか竹製にこだわる必要は無い。プラスチックのでいい。上等なものより、横すべりしないガードつきのほうが便利。
1.4 ステンレス製の物差し JIS 1級。たまに100円ショップにインチスケールつきのがあるけど、あくまで趣味の範囲、うるさくいうと尺貫法違反(違法な製品)なので自慢しないように。
1.5 ピンセット、先がとがったステンレス製、上を見るとキリが無いけどいい物を。面実装部品が増えているので昔より必要。
1.6 ルーペ、視力による。眼鏡屋とかに本物が売ってる。僕みたいに強度近視の人は、メガネを外して近づいて見た方がルーペより良く見えることもある(笑)近年必須。
1.7 NTカッターの小さいので充分。海外に出て日本製の刃物、ニッパー、カッター、ワイヤーストリッパー等の優秀さに改めて驚いた。カッターなどどこでも買えると思って一時期日本においてあったけど、やっぱり持ってきた。無かったころは、どっかの展示会のノベルティでもらった、ビクトリノクスのトラベラーとかいう一番小さいのを使ってた。これも慣れれば、何でもできるようになるけど NT カッターの方がなまらなくていい。日本では安い。替刃は純正の本物を持つべき。
1.8 ストップウォッチは、デジタル腕時計のバンドが切れたものを使ってる、TIMEX は自分で電池交換が簡単に出来て良い。電池交換代より安い腕時計というのは、、<はい、やめます。
1.9 ポケットテスター、電流(A)が測れるものなら安物でいい mA 程度で充分。電池は単4がいい。本当にその場しのぎだけど、無いと AC100 が来てるかどうかさえ普通の人間には分からない。006P 電池の電極なめて、酸っぱさで電圧が分かる人もいるが(危険!!)これは奇人変人の領域だ、白いギターはもらえないと思う。マクガイバーがテスターもなしにレーダーを作るのは納得いかない、電極なめてんのか?。あ、奴もナイフは良いもの持ってたか?
ビット交換できるドライバーは太いし、重いし、かさばるし、がたつくので嫌い、それにまぁ、多分他の誰かが持ってるから、必要なときは借りればいい。ただ、スタビドライバーという短くて太いのは、シャーシを開けたりするとき、力が要るのでたまに使う。
2.1 テスター デジタルマルチメータ。ちょっと、小さい工具箱には入らないけど追加で絶対持つべき。
1.9 のポケットテスターではなく。いわゆるDMM デジタルマルチメータ。Agilent や Fluke である必要は無い、奴ら性能は良いけどでかい。個人的に SANWA が好き。 PC とリンクする必要も、データロギングも温度計も必要無い、高いだけ。それらが必要なときは、会社できちんとした測定器を使うべき。
早くて、常識的な範囲で桁数が多くて 10A 以上電流が測れるもの。ほんとに 10年以上付き合うので基本性能がいい物を思い切って買おう。
ここからちょっと余計。日本製品賛美ネタ?
2.2 ワイヤーストリッパー、一番細いところが AWG 28-30 程度の日本製。素晴らしい。
2.3 キリ、こんな便利なものが海外ではあまり使われていない。仕事でたまに木工もあるから持ってる、日本で買ってもらった。
3.1 半田ごて、個人で何か作る人向け、日本製最高!で安い。地元で買おうとしたけど、いまどきニクロム線の鉄めっきのコテ先のヘボ半田ごてを買うくらいなら、と変圧器つかって昔から付き合ってるの goot の半田ごて(30W だったか?)を使うことにした。サンハヤトのフラックスとアルミットの紫ラベルの半田も手放せない。有鉛。。。
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