最近また、なにやらアナログな回路をコツコツ設計して、部品手配して、自分で作ってます。
電子立国日本では、普通に少し大きめの本屋になら電子技術の書籍がそこそこ置いてある。ところが、この国には無い、不思議だ、と、前にも書いたことがあるけど、最近少し理由が分かってきたような気がする。
実のところ、電子立国日本とはいえ、ほとんどの IC は、海外製と言っていいと思う。マニュアルやアプリケーションノート(応用事例集?)は、ほとんどが英語で供給される。ネットが盛んになる前は、これらは書籍の形(もちろん英語)で商社に頼むと無料送ってもらえた。最近はWebサイトに .pdf があるから適当に落としてって感じ。でもやっぱり英語で不自由だ。
日本では、出版社が雑誌や書籍の形で販売する。実のところ中身は、英語のマニュアルを読んで理解した人がその内容を分かりやすい言葉で語っているのがほとんどなのだ。それが結構な値段で売っている。
この間も Op-Amp 回路で知りたい(忘れた)事があって、日本語で探すと、本のタイトルばかりがヒットする。買わないと分からない情報のインデックスだけを Web 上に置かれるのはちょっと迷惑だ。
それが、英語だと、メーカーがかなり立派な内容の本を無料で提供しているのだ。前述の無料でくれるカタログであったり、Web 上の .pdf ファイルであったり。
要は、高いお金出さなくても教科書が無料で手に入るのだ。
日本語に訳されるのは、今まさに売ろうとしている部品のカタログで、英語で出ている教科書のような内容のノートや本はなかなか日本語に訳されず、そこが出版社の入ってきどころのようだ。
2つほどうれしかった .pdf を
National Semiconductor, AN-31 Op Amp Circuit Collection ; 紙に印刷して引き出しに
Texas Instruments, Op Amps for Everyone ; .pdf をPCに保存してます
特に後者、コレただでいいの?って感動しました。
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おかげで、引っ越しのたびに分厚いカタログ資料が本棚から消えていき助かっています。