ハイエンドスマートフォン、画面の端っこが曲がったり、指紋を読んだり、イノベーションの嵐がひと段落したころ、ローエンド スマートフォンの値段がえらいことになっていました。型落ちの Android 4.1 程度のスマートフォンが新品で 5000 円 を切っています。その値段には、約 2000 円くらいのプリペイド電話料金が含まれているのです。USB タイプのAC アダプタと micro USB ケーブル付きです。もうおかしいです。キャリア縛りはもちろんあったりします。
スマートフォンでこれですから、キーパッドつきのフィーチャーフォンにいたっては、2500 円。これには 2000 円ほどのプリペイド通話料金も込みなのです。ですから端末代は 500 円?やはり ACアダプタも込みです。すごい世の中です。
4インチ 480 x 800 シングルコア、メモリ 512 MB と 本体メモリー 4 GB ( 32 GBまで拡張) とスマートフォントしては控えめですが、これをほかのコンシューマ製品と比べてみるとどうなるでしょう? 5000 円のハードウェアです。
音声ガイダンス付きGPSカーナビ(PND)、MP3プレイヤー、5M 簡単デジカメ wifi アップロード機能付き、3G wifi ルーター、電子手帳(笑)、電子辞書、携帯ゲーム機、電卓、万歩計(w、時計、FM ラジオ、USB電源アダプタ、 iPod touch もどき、どれも突き詰めるとその機能はイマイチですが、5000 円なら我慢できるモノも多いと思います。 ChromeCast と組み合わせれば、TV がスマートテレビになりますし。
もちろん、毎月 2000 円程度の 通話とデータのコンボパック契約が主ですが、うまくすれば昔ながらの使った分だけプリペイドの契約にもできます。そもそも SIM にお金が入って無くても 3G通話/通信 以外は動きます iPod touch 風の使い方に問題はありません。
その使った分だけプリペイドプランも、最近は取り扱いをやめるキャリアが増えてきました、安くて毎月 900 円 普通に使う人向けに 毎月 1900 円くらいのプランです。しかも契約変更は一方通行で、一度毎月契約に移行してしまうと、使った分だけ契約には戻せません。そのうえ新規では使った分だけプランはもう売らないというキャリアが増えてきて、それほど携帯電話に依存していない人には世知辛いです。
こういう安端末には、キャリアの SIM ロックがかかった製品が多いのですが、9 ヶ月使っていればアンロックは無料、9ヶ月以内なら 3000 円の手数料が相場です。キャリアによっては、はじめについてくる 2000 円分のチャージをアンロック料金にも使えたりしますから(!)これで新品でも実質 + 1000 円程度で即日アンロックが可能です。
新品で 10 万円 ハイエンドスマートフォン と 5000 円 ローエンドスマートフォン が市場にあるということは、100 万円の車がある一方で、5 万円でも新車が買える、というようなことです。
ちなみに、RaspberryPi がいまだに 3500 円くらい。この本体に ケースと Wifi シールド、BlueTooth 4.0 シールド、タッチパネルディスプレイ、マイク スピーカ、カメラモジュール、LED、プッシュボタン、Li 電池、micro SD スロット、GPS シールド、3G GSM シールド + SIM 通話料金 2000円分 込み、 AC アダプタ、micro USB ケーブル付き、Android OS 4.1 が動いて、開発環境は ネットから無料で落とせます。それが全部込みで 5000 円でホームセンターや家電量販店で買えるということです。
やっぱりおかしい。
でもこのおかげで、今までとまったく違う種類のアプリが出せると思います。
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